はじめに|日本のペットフード業界をけん引する存在
ペットライン株式会社は、日本で50年以上にわたってペットフードを作り続けている歴史ある会社です。
1972年には日本で初めて国産ドライキャットフードを発売し、国内ペットフード業界の発展をけん引してきました。
国産ドッグフードの代表的メーカーとして、品質・安全性・味わいのすべてにこだわっています。
この記事では、ペットラインとドッグフードの関係を軸に、会社の歴史、製造のこだわり、ブランド構成、そして今後の展望をわかりやすく解説します。
ペットラインとはどんな会社?
ペットライン株式会社は、1967年に設立された日本を代表するペットフードメーカーであり、三菱商事グループの一員である日本農産工業株式会社(NOSAN)を母体としています。
設立当初から日本のペットフード産業を支えてきた草分け的存在であり、同社の歴史は日本におけるペットフード文化の発展そのものといえます。
創業の背景と初期の挑戦
1960年代後半、日本ではまだペットフードの多くが輸入品に頼っていました。
その中でペットラインは、「日本の環境と日本の犬猫に合ったフードを作る」という明確な理念のもとに設立されました。
特に1972年に発売された日本初の国産ドライキャットフード「キャネットチップ」は、国内市場に大きな衝撃を与え、以後の国産フードの普及に大きく貢献しました。
三菱商事グループとの関係と経営基盤
ペットラインは三菱商事グループのネットワークと技術支援を背景に、安定した原材料調達と品質管理体制を築いています。
親会社のNOSANは畜産・水産飼料の大手であり、その研究資産と技術がペットラインの製品開発にも生かされています。
この強固な企業基盤により、同社は安定した供給力と高い品質保証を維持しています。
企業理念とブランドアイデンティティ
ペットラインの企業理念は「愛情を品質に。」という言葉に集約されています。
このスローガンには、単に安全な食事を作るだけでなく、ペットと飼い主の絆を深め、幸せな生活を支えるという思いが込められています。
「愛情を品質に。」という言葉は、社員の意識にも深く根付いており、すべての開発・製造プロセスに反映されています。
社員が自社製品を自分のペットに与えることを前提に製造するという文化があり、品質管理の徹底ぶりを物語っています。
事業拠点と研究体制
本社は神奈川県横浜市のランドマークタワーにあり、戦略的な経営機能と販売拠点を担っています。
一方、岐阜県多治見市には主力工場と研究開発施設が併設されており、製造・品質検査・研究の中核を形成しています。
また、茨城県つくば市には研究開発センターがあり、動物栄養学や嗜好性分析、長期保存性試験など、科学的なデータに基づいた開発が進められています。
働く人と企業文化
ペットラインの社内文化は、動物愛護とチームワークを大切にすることが特徴です。
多くの社員が犬や猫を飼っており、社内イベントとしてペット同伴デーなどが行われることもあります。
また、社内での試食や嗜好性テストには社員のペットが参加することもあり、「現場の声を商品づくりに生かす」風土が根付いています。
さらに、若手社員の育成にも力を入れており、大学や研究機関との共同研究を通じて、新しい素材や栄養学的アプローチを探求しています。
これにより、ペットラインは常に時代のニーズに合わせた製品開発を続けることができています。
企業の社会的責任(CSR)
ペットラインは、環境への配慮と社会貢献を重要な経営テーマとしています。
製造拠点ではエネルギー効率の改善やリサイクル推進を行い、持続可能な生産体制を確立しています。
また、動物保護団体との連携を通じて保護犬・保護猫への支援活動も実施。
さらに、学校などでの「命の授業」を通じて、動物愛護の心を育む教育にも貢献しています。
ペットラインのドッグフードブランド一覧
ペットラインのドッグフードは、日本国内の多様な飼育環境や犬種・ライフステージに合わせて設計されており、販売チャネルごとに明確なブランド戦略が取られています。
以下では、主要ブランドごとの特徴と市場での位置づけをより詳しく解説します。
| ブランド名 | 主な販売チャネル | 特徴・コンセプト | 主なポイント |
|---|---|---|---|
| メディコート | スーパー・量販店 | 「いつものごはんで健康を守る」 | アレルギーや尿トラブルに配慮し、日常の健康維持をサポート。ラインナップにはアレルゲンカット、pHサポート、関節ケアなどがあり、家庭で簡単に健康管理ができる。 |
| JPスタイル 和の究み | スーパー・通販 | 「日本の犬のために」開発されたプレミアムシリーズ | 日本の気候や体質に合わせた栄養設計。国産米や魚など日本食の要素を取り入れ、乳酸菌とオリゴ糖による腸内環境サポートが特徴。小分けパッケージで鮮度保持にも優れる。 |
| プロフェッショナル・バランス | 専門店 | 獣医師と共同開発された高機能フード | 独自のLBSカルチャー(乳酸菌、納豆菌、酵母菌の共棲発酵物)を配合。免疫維持・被毛ケア・消化吸収サポートなど、栄養機能性に優れる。高品質なたんぱく質とオメガ脂肪酸をバランスよく配合している。 |
| ドクターズケア/ドクターズダイエット/ダイエティクス | 動物病院 | 療法食に特化 | 病気の症状や体質に合わせた精密な栄養管理が可能。腎臓病、心臓病、尿石症、アレルギー、肥満などの治療や予防に対応。動物病院専売で、獣医師による栄養指導とセットで提供される。 |
各ブランドの位置づけと戦略的特徴
ペットラインのブランド構造は「三層構造」として整理できます。
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マスマーケット層(一般流通向け)
「メディコート」や「JPスタイル 和の究み」は、全国のスーパーやオンラインストアで入手可能なブランドです。価格と品質のバランスを重視し、幅広い家庭で使われています。特にJPスタイルは“日本の犬専用設計”というユニークなポジションを確立しており、国産志向の飼い主に人気です。 -
プレミアム専門チャネル層
「プロフェッショナル・バランス」は、ペット専門店限定で販売される中〜高価格帯ブランドです。獣医師やペット栄養士の監修による科学的な設計が強みで、被毛や消化などの目に見える効果が実感できるとしてリピーターが多いです。小分けパッケージで鮮度維持にも優れています。 -
メディカル・ホスピタル層
「ドクターズケア」や「ダイエティクス」は、動物病院でのみ購入できる療法食ブランドです。臨床データに基づいたレシピが採用されており、獣医師の指導下で与えることを前提としています。国産療法食としてはトップクラスのシェアを誇り、ロイヤルカナンやヒルズといった海外ブランドに並ぶ信頼性を確立しています。
ブランド間の連携と相乗効果
ペットラインのもう一つの強みは、各ブランドが互いに補完し合う構造を持っていることです。
たとえば、療法食で得た臨床データや栄養設計のノウハウは「メディコートアドバンス」など一般消費者向けシリーズに応用されています。
これにより、病気予防を意識した“健康志向型フード”の市場拡大を実現しています。
さらに、獣医師とのネットワークを活かし、一般市場でも「獣医推奨ブランド」としての信頼感を高めています。
これはブランド全体にハロー効果(後光効果)をもたらし、消費者が店頭でペットライン製品を選びやすくする要因となっています。
消費者層ごとの人気傾向
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一般家庭層:手軽に健康管理ができる「メディコート」シリーズが人気。
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プレミアム志向層:国産・高機能・科学的根拠を重視する「プロフェッショナル・バランス」への支持が高い。
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医療・介護層:持病を持つ犬や高齢犬の飼い主には「ドクターズケア」や「ダイエティクス」が信頼の選択肢となっている。
製造と品質管理 |安全を支える9段階のプロセス
ペットライン株式会社のドッグフードは、岐阜県多治見市にある自社工場で一貫して製造されています。
同工場は最新の衛生管理システムと自動制御設備を備えており、原材料の受け入れから最終出荷までのすべての工程で厳密な管理が行われています。
ここでは、同社が誇る“9段階の品質管理プロセス”をより詳しく見ていきましょう。
第1段階|原材料の受け入れ検査
ペットラインの品質管理は、原材料が工場に届いた瞬間から始まります。
すべての原材料に対して、外観、色、香りなどの官能検査に加え、たんぱく質・脂質・水分含有量などの化学分析を実施します。
基準を満たさない原材料は一切使用されません。
また、輸入原料についても、残留農薬や微生物検査を行い、安全性を二重に確認しています。
第2段階|計量と混合
各製品ごとに設定されたレシピに基づき、原材料を自動計量機で正確に計量。
これをコンピュータ制御で混合し、製品ごとの配合バランスを均一に保ちます。
この段階で、製品の個性や機能性(アレルゲンケア、消化性など)が決定づけられます。
第3段階|粉砕と加熱調整
混合後、粉砕機によって粒子の大きさを均一化し、次に加熱工程ででんぷんの糊化処理を行います。
この工程により、消化吸収率が高まり、嗜好性(食いつき)が向上します。
第4段階|成形・乾燥
押出機(エクストルーダー)によってドライフード特有の粒(キブル)を成形します。
その後、温度と湿度を細かく制御しながら乾燥させ、長期保存に耐えうる安定した製品に仕上げます。
この工程では、水分含有率を10%前後に調整し、酸化やカビの発生を防ぎます。
第5段階|コーティングと風味付け
乾燥後のフードに、動物性油脂や旨味成分、ビタミン類を均一にコーティングします。
これにより嗜好性が高まり、栄養バランスも最適化されます。
ペットラインでは、酸化防止のために温度管理された専用装置でコーティングを行い、鮮度を保つ工夫をしています。
第6段階|中間検査
完成した中間製品は、成分検査、粒の形状確認、比重測定など複数のテストを経て、基準を満たしているかを確認します。
さらに、官能試験を行い、色、香り、風味が基準通りであるかを評価します。
異常があればすぐに製造ラインを停止し、原因究明を行います。
第7段階|包装前検査
包装工程に入る前に、再度サンプリングを行い、異物や水分量の変化がないかをチェックします。
この段階で初めてロット番号が付与され、トレーサビリティ(追跡性)管理が可能になります。
第8段階|最終検査(X線・金属探知機)
最終製品は、X線検査装置や金属探知機を通過させて異物混入の有無を確認します。
異物検出率は極めて低く、検査基準は食品メーカーと同等の厳しさです。
また、微生物検査や保存試験も行い、製品の安全性を多角的に評価しています。
第9段階|包装・出荷・アフターチェック
最終確認後、酸化を防ぐアルミパウチや窒素充填包装などを用いて出荷準備が行われます。
出荷後も、ロットごとに保存サンプルを一定期間保管し、万が一問題が発生した場合に迅速に追跡・対応できる仕組みが整っています。
ISO認証と国際基準への適合
ペットラインは、国際的な品質マネジメントシステムである ISO22000(食品安全マネジメント) および ISO9001(品質マネジメント) の認証を取得しています。
これにより、世界基準の安全性とトレーサビリティが保証されています。
また、社内では「HACCP方式」に基づくリスク管理も実施しており、原料から完成品までのすべての段階でリスク要因を分析・予防しています。
事故対応と信頼の維持
2021年にコンベアの破片が混入する可能性が判明した際、ペットラインは自主回収を即座に実施しました。
この問題は健康被害を伴うものではありませんでしたが、同社は詳細を公開し、顧客・取引先・関係団体へ迅速に報告しました。
こうした透明性の高い対応は、企業の誠実さを示すとともに、消費者の信頼をより強固なものにしました。
原材料と透明性へのこだわり
ペットライン株式会社は、製品の安全性と信頼性を高めるために、使用する原材料の品質・由来・管理方法について高い透明性を保っています。
単に「何が入っているか」を示すだけでなく、「どのような目的で、どのように使用されているのか」まで説明する姿勢が、同社の大きな特徴です。
明確な原材料定義と品質基準
ペットラインでは、ドッグフードに使われる主要な原材料について、公式サイトや製品パンフレット上で具体的な定義を提示しています。
これは、消費者の誤解を防ぎ、信頼性を確保するための取り組みです。
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ミートミール:牛肉や豚肉から脂肪を取り除き、加熱・乾燥して粉末状にした高タンパク原料。人間の食品製造過程で発生する副産物を再利用し、栄養価の高い素材として活用しています。衛生基準を満たした肉のみが使用され、家畜由来のリスク(いわゆる4Dミート)とは無縁です。
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チキンミール:新鮮な鶏肉を脱脂・乾燥させて作られる素材で、良質なたんぱく源として多くの製品に使われています。特にアミノ酸バランスに優れており、犬の筋肉維持やエネルギー補給に適しています。
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動物性油脂:主に牛脂を使用し、嗜好性(香りや味)を高める役割を果たします。温度や湿度を徹底的に管理し、酸化や劣化を防止することで、風味を長期間保つよう工夫されています。
これらの原料は、すべて厳格な受け入れ検査を経て使用されます。
原材料段階での微生物検査や残留農薬チェックも行われ、一定の基準を満たしたもののみが採用されます。
「再利用」ではなく「資源循環」という考え方
ペットラインは、ミートミールや動物性油脂などの使用を「副産物の再利用」としてではなく、「資源の有効活用」として位置づけています。
食品業界で安全に管理された素材を余すことなく使うことで、環境負荷を減らし、持続可能な製造モデルを築いています。
この理念は、単なるコスト削減ではなく、「命を無駄にしない」「食の循環を守る」という社会的使命にもつながっています。
そのため、原材料の出どころ(トレーサビリティ)を明確にする取り組みも進められています。
添加物と保存料に対するポリシー
ペットラインのドッグフードは、人工着色料や合成香料を使用せず、ビタミンEやローズマリー抽出物などの天然由来の酸化防止剤を採用しています。
これにより、化学添加物への不安を持つ飼い主でも安心して選べる製品となっています。
また、必要最小限の栄養補助成分のみを添加し、AAFCO(米国飼料検査官協会)の栄養基準に適合するよう設計されています。
これは国際的にも通用する安全基準であり、科学的根拠に基づいた栄養設計を意味します。
トレーサビリティと情報開示
ペットラインでは、各原材料の調達先から製造、出荷に至るまでをロット単位で管理し、必要に応じて履歴を追跡できるシステムを導入しています。
これにより、万が一トラブルが発生した際も迅速な原因特定と対応が可能です。
また、公式サイトのFAQや製品パッケージでは、一般的な表示義務を超えた詳細な情報が開示されています。
これには、原料の種類、由来国、加工工程の概要などが含まれており、消費者が安心して選択できるよう配慮されています。
消費者とのコミュニケーションと教育活動
ペットラインは、消費者の理解を深めるために「原材料を知る」啓発活動も行っています。
公式ウェブサイトやイベントなどで、ペット栄養学やフード製造の仕組みをわかりやすく紹介。
原材料に対する誤解(例:ミール=低品質という誤認)を正すための情報発信にも積極的です。
これにより、同社は単なる製造企業ではなく、“ペットフード教育を担うブランド”としての立ち位置も確立しつつあります。
消費者と専門家の評価
ペットラインのドッグフードは、日本国内の幅広い消費者層と専門家の両方から高い評価を得ています。
その理由は、長年にわたる研究開発の積み重ねと、国産メーカーならではの誠実な姿勢にあります。
以下では、消費者の声・専門家の見解・市場評価の3つの観点から詳しく見ていきます。
消費者の声:食いつき・健康効果・安心感
ペットラインのドッグフードに対する飼い主の評価は、実際の体験に基づくものが多く見られます。
とくに好評を得ているポイントは次の通りです。
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食いつきの良さ:どのブランドでも嗜好性が高く、「飽きずに食べてくれる」「偏食気味の犬でも食べた」との声が多く寄せられています。特に「JPスタイル 和の究み」は香りが強すぎず、毎日与えても食べやすいと評判です。
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便の状態の安定:「メディコート」や「プロフェッショナル・バランス」を与えた飼い主からは、「便の形や回数が安定した」「においが軽減された」などの具体的な報告があります。これは腸内環境を整える乳酸菌・オリゴ糖配合の効果によるものと考えられます。
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毛づや・皮膚の改善:魚油やDHA・EPAを配合したシリーズでは、「毛がツヤツヤになった」「かゆみが減った」という実感が多く、被毛ケアを重視する飼い主に支持されています。
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安心感と信頼性:国産・自社工場生産・ISO認証という3つの安心要素は、購入理由として非常に多く挙げられています。「人間の食品と同じレベルで管理されている」という印象を持つ消費者も少なくありません。
一方で、次のような意見もあります。
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原材料表記のわかりづらさ:「ミートミール」「動物性油脂」などの表記が不安を感じさせるという声が一部にあります。これに対して同社は公式サイトで具体的な定義を明示し、誤解の解消に努めています。
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グレインフリー製品の拡充希望:世界的なトレンドを意識する飼い主から、「穀物不使用」「新奇タンパク質(鹿肉・馬肉など)」を求める声が増えています。ペットラインもこのニーズを受けて新しいレシピ開発を進行中です。
専門家・獣医師からの評価
獣医師の間でペットラインが高く評価されている最大の理由は、国産でありながら臨床栄養学的な信頼性を持つという点です。
多くの動物病院では、ペットラインが手掛ける「ドクターズケア」や「ダイエティクス」などの療法食シリーズが処方されています。
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臨床栄養に基づいた設計:疾患別に栄養バランスを調整し、腎臓病・尿石症・肥満・アレルギーなどの症例に対応。国内の動物医療現場で長く使われており、信頼の積み重ねがブランドの強みとなっています。
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海外ブランドへの代替性:これまで動物病院の療法食市場はロイヤルカナンやヒルズなどの海外ブランドが中心でしたが、近年は「国産で安心できる療法食を選びたい」という獣医師・飼い主のニーズが高まっています。ペットラインはその受け皿として確固たる地位を築いています。
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製造プロセスと安全性の理解:専門家の中でも、ISO22000認証取得やHACCP管理を評価する声が多く、「臨床で安心して勧められる国内メーカー」として信頼されています。
さらに、動物看護師やペット栄養士の間では、ペットラインの製品が「日常食と療法食の中間的存在」として注目されています。
これは、健康維持に配慮した“予防型フード”という新しいカテゴリーを国内市場に確立した功績とも言えます。
市場・第三者評価
ペットライン製品は、ペットフード専門誌や比較サイトなどでも高評価を得ています。
特に以下の点が評価基準として挙げられています。
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品質管理と安全性:国内製造・ISO認証を持つ点で安定的な高スコアを獲得。
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コストパフォーマンス:国産プレミアムフードとしては手頃な価格帯であり、「高品質と手頃さのバランスが良い」と評価されています。
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ブランド信頼度:「メディコート」「JPスタイル」「プロフェッショナル・バランス」はいずれも10年以上続くロングセラーブランドであり、安定した顧客基盤を持っています。
社会的な取り組みと企業の責任
ペットライン株式会社は、単なるペットフードメーカーではなく、社会全体と共に成長する“責任ある企業”としての役割を重視しています。
製品の安全性や品質管理に加え、環境保全・動物福祉・教育・地域社会貢献など、多面的な取り組みを展開しています。
環境への取り組み|持続可能な生産体制の構築
ペットラインの多治見工場では、「環境に優しいものづくり」をテーマに、製造プロセス全体で環境負荷の低減を図っています。
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廃棄物リサイクルの推進:製造過程で発生する副産物や包装資材をリサイクルし、廃棄物の最小化を実現。再資源化率の向上を目指しています。
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節水・省エネ活動:冷却水の循環利用やLED照明の導入など、エネルギー効率を高める取り組みを継続中。CO₂排出量の削減にも積極的です。
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環境認証の取得:ISO14001(環境マネジメントシステム)の考え方を取り入れた社内運用を行い、環境保全活動を継続的に改善しています。
これらの努力は、単に企業イメージを高めるためではなく、「ペットも人も同じ地球で生きる」という意識に根ざしています。
動物福祉への貢献|保護犬・保護猫支援
ペットラインは、全国の動物保護団体や自治体と連携し、保護された犬や猫へのフード提供活動を継続しています。
これらの支援は単発的な寄付ではなく、長期的なパートナーシップとして行われています。
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フード支援プログラム:「メディコート」「JPスタイル」などの製品を中心に、栄養バランスの取れたドッグフード・キャットフードを無償提供。
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保護施設の衛生支援:食器や清掃用品の寄付、工場スタッフによるボランティア清掃活動なども実施しています。
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譲渡会や啓発イベントへの協賛:地域の譲渡会イベントを後援し、保護動物の存在を広く社会に伝える活動を続けています。
これらの取り組みは、「命をつなぐフードメーカー」としての使命感を体現しています。
教育・社会啓発活動|子どもたちへの“命の教育”
ペットラインは、次世代を担う子どもたちに“命の尊さ”を伝える教育活動にも力を注いでいます。
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出張授業の実施:小学校などに社員が訪問し、「ペットと人の関係」や「食の安全」「環境保全」について講演を行っています。
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工場見学プログラム:多治見工場では、地域の学校や家庭向けに見学を受け入れ、実際の製造工程を通じて食の安全を学ぶ機会を提供しています。
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教材制作:「いのちをはぐくむごはん」をテーマにした絵本や学習資料を監修し、自治体の教育活動にも協力しています。
これらの取り組みは、企業としての利益追求にとどまらず、「未来の命を支える教育」という社会的使命を果たすものです。
地域社会との共生
ペットラインは、地元・岐阜県多治見市を中心に、地域とのつながりを大切にしています。
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地元雇用の促進:製造・品質管理・物流部門において地元人材を積極的に採用。地域経済の安定に貢献しています。
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防災・緊急支援活動:自然災害発生時には、自治体と協力し、避難所のペット支援物資としてフードを提供。熊本地震や令和の豪雨災害でも支援実績があります。
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地域イベント参加:「たじみ陶器まつり」など地域行事への出展を通じ、地元住民との交流を深めています。
まとめ|ペットラインのこれから
ペットラインのドッグフードは、日本製ならではの安心感と科学的な栄養設計を両立した製品です。
「愛情を品質に。」という理念のもと、国産療法食のリーダーとして進化を続けています。
今後の課題としては、世界的なトレンドであるグレインフリーやオーガニック素材への対応、原材料情報のさらなる透明化、デジタル時代における発信力の強化が挙げられます。
ペットラインは、「安全性を重視するか」「素材の質を重視するか」という飼い主の悩みに対して、どちらも大切にするバランス型の選択肢を提供しています。
これからもペットと飼い主に寄り添いながら、信頼される日本ブランドとして歩み続けていくでしょう。

